プロテインのみの食事はOK?メリットとデメリットを紹介

トレーニーだけでなくダイエットしたい女性などにも利用が広がっているプロテイン。これだけで食事を済ませるという方も増えているようです。

今回は、プロテインのみの食事について、それによるメリットとデメリットを紹介します。

プロテインのみの食事のメリット

いつでも・どこでも手軽に摂取できる

プロテインは、パウダーと水を混ぜるだけで準備が完了しますので、調理の手間や時間がかかりません。しかも、場所を選ばずに摂取することができます。

時間がないからといって、ファストフードで食事を済ませたりしていませんか?どこでも食べられるからといって、おにぎりやサンドイッチだけで食事にしたりしていませんか?こういった食事では、摂取できる栄養素が炭水化物や脂質に偏ってしまいます。

参考)
日本生活習慣病予防協会:ファストフードは肥満の原因? 必要以上に食べると確実に肥満に近づく

そういった食事をプロテインに置き換えることで、摂取する栄養素バランスを整えることができます。

ダイエットに適している

プロテインは、高たんぱく質で低カロリーです。そのため、ダイエットにも最適です。

また、たんぱく質を摂取することは、無駄な食欲の抑制にもつながるとされています。

「プロテインレバレッジ仮設」と呼ばれるもので、人の食欲はたんぱく質の必要量が充足されるまで満たされないとする考え方です。

プロテインで適切な量のたんぱく質を補給することで、必要量が充足され、結果として無駄な食欲を抑えることができるのです。

栄養素を手軽に補給できる

プロテインの多くは、たんぱく質だけでなく他の栄養素(ビタミン、ミネラルなど)が添加されています。

これらの栄養素も、ファストフードなどの簡単な食事では不足しがちになります。

ビタミンやミネラルの多くは、不足した際に欠乏症が起きる可能性があります。これらを予防するためにも、日常の食事からしっかりと摂取したいところです。

プロテインのみの食事のデメリット

食事の多様性が低下する

プロテインのみの食事ですと、当然ながら食事の多様性は低下します。
その結果として、摂取できる栄養素は、プロテインに添加された栄養素に限定されてしまいます。

中でも、野菜や果物に多く含まれる食物繊維の摂取が難しくなります。食物繊維は、便秘の予防や血糖値上昇の抑制など多くの体に良い機能があることが知られています。

参考)
厚生労働省:食物繊維の必要性と健康, e-ヘルスネット(2019) 

食物繊維を摂取するためには、プロテインにミキサーにかけた野菜や果物を混ぜると良いでしょう。若干の手間が生じてしまいますが、それでも試してみる価値はあるでしょう。特に時間がある際にトライしてみてください。

人工甘味料が多い場合も

プロテインの多くは低カロリーですが、それはカロリー0の人工甘味料を使用しているからの場合もあります。

人工甘味料の安全性に問題はないことが報告されていますが、健康に与えるデメリットとして血糖値のコントロールに悪影響を及ぼす可能性が指摘されています。

参考)
地方独立行政法人 大阪健康安全基盤研究所:甘味料で糖質オフ? ~甘味料のメリットとデメリット~(2019)

少量の摂取だと問題ないと考えることもできますが、それでも摂取量を減らす/なくすことができるのであれば、それに越したことはありません。

ですので、プロテインを選択する際はできるだけ人工甘味料の含まれていないものを選ぶようにしてください。

まとめ

今回は、プロテインのみの食事について、メリットとデメリットを紹介しました。

手間がかからず用意できるので、ファストフード等と比べてたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの面で栄養素的なメリットは大きいと考えられます。加えて、たんぱく質を補給することができるので、無駄な食欲を抑えるのに役立つかもしれません。

ただし、食事の多様性が低下する、人工甘味料の摂取が多くなりがちなどのデメリットもあるので、デメリット補いながら上手に活用するにようしましょう。

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