最近なんだか疲れやすいぁと感じてる方、いらっしゃるのではないかと思います。
そのような状態は、ミトコンドリアを増やすことで改善する可能性があります。
以下ではミトコンドリアと疲れとの関係を紹介し、具体的にトレーニングを行ってミトコンドリアを増やす方法を紹介します。
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この記事の内容
ミトコンドリアが少ないと疲れやすくなる?
私たちの体は、数え切れないほどの細胞から構成されています。個々の細胞にも、それぞれ重要な役割を持った細胞小器官が存在しており、その中の1つにミトコンドリアと呼ばれるものがあります。
ミトコンドリアは、体の中の発電所とも呼ばれており、エネルギーを産生する役割も担っています。
ですので、ミトコンドリアの数が少なくなってしまっていると、エネルギーの産生がうまく行かず、思ったように体が動かない状態になってしまう可能性があります。
実際に、病的にミトコンドリアの働きが悪くなってしまうミトコンドリア病の患者の方の多くに、通常よりも疲れやすくなる易疲労性が認められることが知られています。
参考)
・難病情報センター:ミトコンドリア病(指定難病21)
病気と診断されるまでではないにしろ、ミトンドリアの働きが悪くなってしまうと、疲れやすくなることが想像されるため、ミトコンドリアの数を増やしたり、働きを良くしたりする努力が必要となります。
ミトコンドリアを増やすトレーニングのコツ
ミトコンドリアは、トレーニングによって増やすことができます。以下で、実際にトレーニングを行う際に、効率的にミトコンドリアを増やすコツを紹介します。
①キツイと感じる強度で行う
まずは、キツイと感じる強度でトレーニングを行ってください。
ミトコンドリアはエネルギーを生産する細胞内小器官です。強度が高くなく、エネルギーを作り出す必要性が薄い場合は、ミトコンドリアはそれほど働きません。
しかし、より多くのエネルギーが必要になるきついトレーニングを行うことで、ミトコンドリアは多くのエネルギーを産生する必要が出てきます。これにより、より多くのエネルギーを産生するように、ミトコンドリアの働きが良くなると考えられるのです。
参考)
・NHK:疲れやすい体にサラバ!スタミナUP若返り術, ためしてガッテン(2015)
②マグロトレーニングで赤筋を鍛える
筋肉には、白く見える白筋と赤く見える赤筋とがあります。このうち赤筋には、多くのミトコンドリアが含まれます。ですので、赤筋を鍛えることで、ミトコンドリアの働きを良くできる可能性があります。
赤筋を鍛えるトレーニングをマグロトレーニングといいます。マグロは長い間泳ぎ続ける必要がある魚で、そのため赤筋が発達しており、このことからトレーニング名にマグロがついています。
マグロトレーニングとしては、ランニングが代表です。その他、エアロバイクやエアロビクスなどの有酸素運動がそれに該当します。ちょっときつめの強度で行うことで、よりトレーニングの効率を上げることができます。
参考)
・まえやま内科胃腸科クリニック:ミトコンドリア若返り健康法~後編~
③褐色脂肪細胞の多い場所を動かす
最後は褐色脂肪細胞です。褐色脂肪細胞はミトコンドリアが多く存在する脂肪細胞ですので、これがある部位を動かすことで、ミトコンドリアを働かせることができます。
褐色脂肪細胞の多い部位は具体的には首周りや肩甲骨の周りなどです。これらの部位を動かすトレーニング、特に背筋や僧帽筋を鍛えるようなトレーニングを行うことで、効率的にミトコンドリアに刺激を与えることができます。
参考)
・金沢市医師会:脂肪細胞について
まとめ
今回は、疲れやすさを解消するため、トレーニングによってミトコンドリアを増やす具体的な方法等について紹介しました。
ミトコンドリアが少なかったり、働きがが悪くなると、疲れやすさを感じやすくなります。ミトコンドリアは、トレーニングによって増やすことができるので、疲れやすさを感じている方は、是非挑戦してみてください。
なお、その際のトレーニングのコツとしては、以下の点に留意すると良いでしょう:
①キツイと感じる強度で行う
②マグロトレーニングで赤筋を鍛える
③褐色脂肪細胞の多い場所を動かす
参考にしてみてください。
この記事を書いたトレーナー

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