寝付きが悪い?睡眠不足?そんな時はマグネシウムがいいかも

ミネラルの一種であるマグネシウムが睡眠と関係しているとされています。

以下で、マグネシウムと睡眠との関係について紹介していきます。

マグネシウムと睡眠不足との関係

食事やサプリメントから摂取するマグネシウムが不足していると、睡眠不足になる可能性があります。

このことは、アメリカの国民健康栄養調査の結果でも示されています。

この調査では、食事と、睡眠に関する質問が行われました。
1日の睡眠時間が7時間以下の場合に睡眠不足と判定され、それがマグネシウムとどのように関連しているか検討されました。

その結果、睡眠不足の人とそうでない人とでは、マグネシウムの摂取量に大きく差がありました。
これは、統計学的にも有意(偶然である可能性が極めて少ない)と考えられるものでした。

このことから、マグネシウムの摂取量が不足すると、睡眠に悪影響を及ぼす可能性が示唆されました。

参考)
IKONTE, Chioma J., et al. Micronutrient Inadequacy in Short Sleep: Analysis of the NHANES 2005–2016. Nutrients, 2019, 11.10: 2335.

マグネシウムの補給は睡眠不足を解消する

また、マグネシウムを補給することは、睡眠不足を解消する可能性があります。

46人の高齢者を対象に実施された研究では、対象に2つに分け、片方には500mgのマグネシウムを、もう片方にはマグネシウムの含まれないプラセボ(偽薬)を投与し、睡眠への影響を調査しました。
睡眠に関するデータは、アンケートにより収集されています。

その結果、マグネシウムを摂取した人では、総睡眠時間、布団に入ってから眠るまでの時間、睡眠効率の改善が見られました。

マグネシウムを摂取しなかったプラセボグループではこの様な結果は見られなかったことから、マグネシウムの摂取が睡眠不足を解消した可能性があります。

この研究は高齢者を対象にしたものではありますが、食事やサプリメントによるマグネシウムの摂取が睡眠不足の解消に役立つ可能性を示唆するものとなっています。

参考)
ABBASI, Behnood, et al. The effect of magnesium supplementation on primary insomnia in elderly: A double-blind placebo-controlled clinical trial. Journal of research in medical sciences: the official journal of Isfahan University of Medical Sciences, 2012, 17.12: 1161.

マグネシウムを摂取する方法

マグネシウムを摂取する方法には、大きく次の2つがあります:

  1. 食事から摂取する
  2. サプリメントから摂取する

食事から摂取する

食事から摂取する場合、ナッツなどの種実類、わかめなどの藻類、バナナなどの果物にも多くのマグネシウムが含まれます。

これらの食べ物はマグネシウム以外にもたくさんの栄養素含む非常に優秀な食べ物ですので、積極的に食事に取り入れていきましょう。

サプリメントから摂取する

また、普段忙しくて外食続きといったような場合、サプリメントから摂取することを考慮しても良いかもしれません。

マグネシウムはミネラルに属する栄養素ですので、パッケージに「マルチミネラル」と書かれたものを選択すると良いでしょう。

せっかくサプリメントを摂取するのであれば、マグネシウムしか含まれないサプリメントよりは、他のミネラルも含むものを選択したほうがよりベターだと思います。

まとめ

今回はマグネシウムと睡眠との関係について紹介しました。

マグネシウムが不足している場合、睡眠不足になる可能性があります。

食事やサプリメント等によってマグネシウムを補給することで睡眠不足が解消できる可能性もありますので、気になる方は試してみてください。

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