筋トレをした直後や、筋トレした日の寝る前にプロテインを飲む。これに疑問を抱くトレーニーは少ないかもしれません。
しかし、筋トレをしない日にプロテインを飲むことについてはどうでしょうか。筋トレとプロテインはある意味でセットとして捉えられています。そのため、筋トレをしない日のプロテインについては、もしかしたら飲まない方が良いと考えている方もいるかもしれません。
しかし、実際には筋トレしない日にプロテインを飲んでも問題ありません。むしろ、健康のためには、プロテインを飲んだほうが良い人もいると考えられます。下記で解説します。
この記事の内容
筋トレしない日にプロテイン飲んでも問題ない
まず基本的に、筋トレしない日にプロテインを飲んでもまったく問題ありません。
よく、「筋トレせずにプロテインを飲むと太る」と考えている方がいらっしゃいます。しかしこれは誤解です。
太るか太らないかは、摂取するカロリーと消費するカロリーの関係で決まってきます。摂取するカロリーが消費するカロリーよりも多ければ太ってしまいますし、逆であれば痩せてきます。つまり大事なのは摂取・消費するカロリーです。
一般的なプロテインのカロリーはそれほど高くありません。たとえば、たんぱく質が20gほど含まれるプロテインの場合だと、含まれるカロリーは炭水化物等と合わせても大体100kcal前後です。1日に2,000kcal消費する人であれば、その5%程度にしかならない小さな摂取カロリーです。
ですので、たとえば普段の食事をまったく変えずに追加でプロテインを飲むようなことをしない限りは、プロテインの摂取により太ることはないと考えて良いでしょう。
筋トレしない日でも筋肉は合成されている
また筋肉の合成は、筋トレをした日だけに起こっているわけではありません。筋トレをしていない日、たとえば筋トレの翌日にも筋肉は合成されています。
具体的には、筋トレ後の24~48時間は筋肉の合成が高まります。そのため筋トレをした日だけでなく、筋トレ後の翌日や翌々日もも筋トレ直後と同様に適切な量のたんぱく質を摂取することが大事となります。
せっかく筋トレして筋肉の合成が高まっているにもかかわらず、その機会を逃してしまうのは惜しいですよね。たとえ筋トレをしない日であっても、プロテイン等によりしっかりとたんぱく質を摂取することがむしろ大切となるのです。
筋肉合成だけじゃないたんぱく質の効果
また、プロテインを摂取したんぱく質を摂取することは、何も筋肉の合成だけに役立つものではありません。
たとえば、たんぱく質をしっかりと摂取した場合では、無用な食欲が抑えられることも報告されています(プロテイン・レバレッジ仮説)。たんぱく質の摂取が足りないことによって食欲は増進してしまうため、たんぱく質を補うことで結果として摂取するカロリーを減らすことにも繋がります。
また基本的なことですが、たんぱく質は筋肉だけでなく、内蔵や皮膚など身体中のあらゆる箇所で必要な栄養素です。また、ホルモンや酵素など身体の生理機能を調整する成分を構成する栄養素でもあります。そのため、過剰にならない範囲でしっかりと摂取したいところです。普段の食事で十分にたんぱく質を摂取できない場合は、プロテインによって補うことも十分に意味があることだと思います。
まとめ
今回は、筋トレしない日でもプロテインを飲んでも良いか?について解説しました。
プロテインは、筋トレしない日に飲んでもまったく問題ありません。プロテインで太ることを心配する必要は小さいでしょうし、筋肉合成のためにも飲んだ方が良いかもしれません。適切な量のたんぱく質を摂取することで、無用な食欲を抑制するなどの効果を得ることもできます。
この記事を書いたトレーナー

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