トレーニングを始める際にまず気になるのが、「どのトレーニングから始めればよいか?」というところです。ジムに行ったとしても、多種多様なトレーニング器具が並んでおり、どれから始めればよいかわからないですよね。
そんな時は「大きな筋肉から鍛えていく」ことをオススメします。そうすることで、効率的にトレーニングできるだけでなく、ダイエットにおいても大きなメリットがあります。
以下では、なぜ大きな筋肉から鍛えた方が良いのか、その理由を解説します。
この記事の内容
大きな筋肉から鍛える理由①効率的に筋肉量を増やすことができるから
筋肉の大きさは、その部位によって異なります。大きな部位といえば、やはり太もも(大腿四頭筋・ハムストリング)です。立ったり走ったりする時に、しっかりと体を支えてくれる太ももの筋肉は、他の筋肉と比べてかなり大きくなっています。それに対して、腕(上腕二頭筋・上腕三頭筋)の部分は、それほど大きくありません。腕と太ももを比べた際に、腕の方が太い、という方はほとんどいないかと思います。
この場合、大きな部位である「太もも」から鍛えた方が筋肉量を効率的に増やすことができます。
その部位の筋肉が、トレーニングによって10%増えたとします。
この場合、もともとの筋肉量が多い部位の方が、10%で増える量も多くなります。
つまり、大きな筋肉を鍛えることで、小さな筋肉を鍛えるよりも、効率的に筋肉量を増やすことができるのです。
筋肉量が効率的に増えるということは、その分、ダイエットに必要な「基礎代謝量」も同時に増えるということにつながります。
なので、大きな筋肉から鍛えていくことで、効率的に筋肉量を増やすことができ、それが効率的なダイエットに繋がるのです。
大きな筋肉から鍛える理由②大きな筋肉を鍛えると小さな筋肉も刺激できる
大きな筋肉を鍛えることで、その周辺の小さな筋肉も同時に動かすことができます。
そのため、小さな筋肉のみを鍛えるよりも、より効率的に全体に刺激を与えることができるのです。
具体的に、ベンチプレスを例にして考えてみましょう。
ベンチプレスで主に鍛えられる部分は胸(大胸筋)です。ここは比較的大きな筋肉に該当します。
しかし、実際にベンチプレスを行うとわかるかと思いますが、胸だけでなく、腕(上腕三頭筋)や肩(三角筋)の筋肉も使っているかと思います。
つまり、メインに鍛えられる胸だけでなく、その周辺の小さな筋肉も使っているということになります。
それに対して、ダンベルカールを考えてみます。
このトレーニングでは、主に腕の上腕二頭筋が鍛えられます。
しかし、それ以外の部分にはほとんど負荷がかかりません。腕の一部にしか効果がないトレーニングとも言えます。
つまり、ベンチプレスとダンベルカールだと、ベンチプレスの方が大きな筋肉を鍛えるトレーニングといえます。
ベンチプレスだと、メインに鍛えたい胸だけでなく、その周辺の小さな筋肉にも負荷を与えることができますので、その分、より効率的に鍛えることができます。
加えて、小さな筋肉も動員することになるので、筋トレによって消費するカロリーも多くなります。これはダイエットのことを考えた際にも考慮したいメリットですね。
大きな筋肉から鍛える理由③効果が目に見えてわかりやすい
特に筋トレ初心者のモチベーション維持に重要な役割を果たします。大きな筋肉を鍛えることで、筋トレの効果が目に見えてわかりやすくなります。
大きな筋肉のある場所は、太もも・胸・背中・肩などです。
大きな筋肉なので当然ですが、それらは外から見てもわかりやすい部分です。
すなわち、それらを鍛えて大きくなると、外見からでもそれがわかるようになります。
逆にそれが小さな筋肉ですと、目に見えてわかるまでに時間がかかったり、また外見に反映されなかったりします。
なので、特に筋トレ初心者のモチベーション維持という観点からも、大きな筋肉から鍛えることをオススメします。
まとめ
今回はトレーニングを行う際に、まず鍛えたい部位として「大きな筋肉」をあげました。
大きな筋肉を鍛える理由として、効率的に筋肉量を増やすことができる・小さな筋肉も刺激できる・効果が目に見えてわかりやすくモチベーションの維持につながることをあげました。皆さんがトレーニングを始める際に参考にしてみてください。
この記事を書いたトレーナー

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