コンビニやスーパーマーケットでは、「カロリーゼロ」とする飲料がたくさん販売されています。
これらのゼロカロリー飲料については、太るか太らないかなど、様々なことが言われています。
今回は、ゼロカロリー飲料について、これらの言説について解説したあと、ダイエット効果やダイエット中の飲み方についても紹介します。
この記事の内容
ゼロカロリー飲料はなぜ甘い?
ゼロカロリー飲料は、カロリーがゼロだからといって水のように無味無臭なわけではありません。しっかりと甘味がついています。この甘味は、人工甘味料によってつけられてるものです。
人工甘味料は、主に砂糖の大腿として利用される、人工的に製造された甘味料のことです。
人工甘味料自体にカロリーがないわけではありませんが、砂糖の何百倍もの甘味があるため、少量の使用で済みます。
そのために、人工甘味料が使用された飲料は、甘味があるにも関わらずカロリーがゼロ(無視できるくらい小さい)なのです。
人工甘味料についての詳細は、下記も御覧ください:
カロリーゼロだから太らない?
さて、このカロリーゼロ飲料。気になるのは「飲んでも本当に太らないか?」だと思います。
理論的には、カロリーゼロ飲料を飲んだとしても、カロリーがありませんので脂肪に変換されることもなく、太りません。
しかし、人工甘味料を摂取することで、その後の食欲が増加することも報告されています。
参考)
・鈴木麻希, 他. エネルギーを有さない人工甘味溶液摂取後の食欲感覚と胃運動. 2016.
つまり、カロリーゼロ飲料を摂取することで、他の食べ物が食べたくなり、結果としてカロリー摂取量が増える→太る可能性もあるのです。
さらに、カロリーゼロの炭酸飲料の摂取により、2型糖尿病になりやすくなるという研究も存在します。
カロリーゼロなので、それ単体で摂取した場合に太ることはないでしょうが、食欲が増進することにより太ったり、糖尿病のリスクを上げたりする可能性があります。
ダイエットのためのゼロカロリー飲料の摂取方法
上記でゼロカロリー飲料のリスクについて紹介しましたが、ダイエット中にカロリーゼロで甘味を摂取できるのは、依然として魅力的です。
下記では、ダイエットのためにゼロカロリー飲料を摂取するためにはどうすれば良いか紹介します。
1日に1本程度まで
まず摂取量です。飲むのは1日に1本程度(500mlのペットボトル1本)に抑えましょう。
また飲む頻度も毎日ではなく、最低でも1週間に何日かは飲まない日を設けた方がいいかもしれません。
ゼロカロリー飲料の健康上のリスク(特に肥満や糖尿病)との関係には、まだ明確でない部分も多々あります。ですので、そういった未知のリスクを避けるという意味でも、摂取量は、できるだけ少なめに抑えたほうが無難でしょう。
食事と一緒には摂取しない
先に説明したように、ゼロカロリー飲料には食欲を増進する働きがあることが知られています。
ですので、食事と一緒に摂取した場合には、その食事における満腹感が軽減され、空腹感を増強することになりかねません。その結果として、食事を必要以上に食べすぎてしまう可能性もあります。
そのため、そういったリスクを避けるために、できるだけ食事と一緒には摂取しないようにしましょう。
まとめ
今回はゼロカロリー飲料について紹介しました。
ゼロカロリー飲料は、それ自体は太る原因になりませんが、間接的に太らせる原因にある場合があります。
それを避けダイエットに活用するため、できるだけ摂取量を減らす、食事と一緒に摂取しないことを意識しましょう。
この記事を書いたトレーナー

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